日時
2015年10月11日(日) 10:30-17:00
会場
東京ユビキタス協創広場 CANVAS(内田洋行)東京都中央区新川2-4-7

高校生ICT Conference 2015 in 東京 開催概要

日時:

2015年10月11 日(日)10:30-17:00

場所:

東京ユビキタス協創広場 CANVAS(内田洋行)
東京都中央区新川2-4-7

参加人数:

熟議参加生徒 18人
見学者 59人(教員・教育関係者・その他)
合計:77人

参加校:

自由学園男子部高等科、文京学院大学女子高等学校、栃木県立宇都宮北高等学校、水戸葵陵高等学校、水城高等学校

高校生、教員、企業関係者など77名の参加者を得て、「大人が作った子どものルール&マナーを考える」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

【リアル熟議】

司会進行・主旨説明
一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構 清水 将人 様
高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを簡単に説明していただきました。

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開会の挨拶
文部科学省生涯学習政策局青少年教育課 課長 泉 潤一 様
高校生ICT Conferenceや高校生の意見への期待、大会後の取り組みなどについてお話をいただきました。

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第一部:「事業者講演」
『大人のルール&マナー』
グリー株式会社 安心安全チームマネージャー 小木曽 健 様
歩きスマホやスマホ依存を例に出して、偏った情報に基づいたルール作りは失敗するということをお話しいただきました。その上で、ルール作りの意義や弊害との関係をスマホと睡眠時間や健康と絡めて問題を提言してくださいました。

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『アカウントについて』
株式会社サイバーエージェント カスタマーサポート室 室長 中村 広毅 様
アカウントについて、サイバーエージェントのサービスと絡めながらお話ししてくださいました。その上で、アカウントにまつわる事件として不正アクセスに関する事例やAmeba内で起きている具体的な問題の紹介があり、アカウントの重要性について説明していただきました。

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事業者講演の後、学校ごとに、発声練習も兼ねて自己紹介をしていただきました。(順不同)
・文京学院大学女子高等学校
・自由学園男子部高等科
・水戸葵陵高等学校
・栃木県立宇都宮北高等学校
・水城高等学校

自己紹介の後に高校生は4つのグループに分かれ、その後、ファシリテーター、書記、記録、参観者の紹介、事務連絡がありました。


第二部:熟議「大人が作った子どものルール&マナーを考える」

まず、高校生ICT Conferenceについて今一度、実行委員会委員長の米田謙三先生から説明をいただきました。その上で、「熟議」のポイントやグループディスカッションの進め方、ルールについての考え方、発表などについて解説していただきました。その後、それぞれのグループで熟議を進めました。

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第三部:グループ発表
各グループともプレゼンテーションソフトを活用して4分程度の発表を行いました。各グループの発表タイトルと発表概要は以下の通りです。

グループ1:
「大人の理解とスマホの使い方」~身近な大人に理解してもらうには~
・○○が作った子どものルール&マナー 大人、友達同士、学校、家庭
・大人は偏見が多すぎる→影響の大小を想定できない、スマホを使いすぎると勉強しない
・高校生自身が小・中・高校生と保護者に向けて、講義する!
・大人も子どもも自分自身を見直して、お互いが理解する努力をすること!

グループ2:
「大人とつくる僕らのルール」
・大人が作った子どものルール&マナーを考える 大人も守っていないのに単なる自己満足?
・社会の枠では大きすぎる→身近な学校の例で 禁止例と使用例
・学校でのスマホの使用は...賛成
・みんなで話し合って決めたルールを守る 自己判断の能力
→お互いの意見を共有でき、子どもの意見も取り入れられる 守る人も多くなるのでは?

グループ3:
「スマホとマナーとわたしたち」~被害者と同じ立場に...~
・マナーを守って使いましょう ながらスマホしない、誹謗・中傷しない
・なぜ守らないのか
→周りへの迷惑を無自覚、結果を考えない、話を聞いてくれる人がいない
・どうすれば守ってくれる?
→目に見える形で体感させる→被害者の体験談、ドッキリ体験、CMやドラマ...
過激さ最悪の結果を考えることで、ルールに興味・関心を持ってもらう

グループ4:
「大人VS子供~SNS編~」
・大人が作った子どものルール&マナーについて考えよう 結局破ってしまうのでは?
・疑問に思うルールの例 ○時以降スマホ禁止、中学校のルールでLINEが禁止になるなど
・大人が作った子どものルール&マナーについて考えよう
・大人:ネット、SNS等の知識が子どもより少なく偏った人
→その大人たちが今のルールを作っている→子ども:納得しない
・みんなで作ったルール&マナーについて考えよう 例)講習会、大人と子供で話し合う
→大人と子供が納得できるルールになる!

その後、11月3日に開催されるサミットの代表選考を行ない、栃木県立宇都宮北高等学校が代表校に選出され、発表されました。

全体講評 一般社団法人・情報教育研究所 代表理事 永坂 武城 様
今年度、全国の高校生ICT Conferenceを回っており、各地それぞれに特色がみられるが、各グループの熟議、発表について以下のコメントをいただきました。
グループ1:未来に仮説を立てて議論していた。ルールへの裏メッセージを理解して、気づきを感じていた。
グループ2:自主的に進められていた。会話の中から方向性を見つけていた。
グループ3:他者の価値観を尊重して議論されていた。矛盾から答えを探っていた。
グループ4:自分の意見を持っていて、本当の必要性・目的を探っていた。
総合的な印象:話し合いレベルを超えて熟議がされており、自己責任の範囲も考えられていた。
また、ルール&マナーについて、ルール&マナーの目的や、状況や環境によって臨機応変に対応が必要となり答えは1つではないということ、常識の変化により守るべきもの変えるべきものがあって、その判断基準をどうしたらよいかということ、『思い込み(偏見?)』に関する注意点、自制心を高めるために優先順位をつけて必要なこととやりたいことを分け、計画を立ててやるべきことリストも作成してほしいといったお話しをいただき、高校生が今後考えていってほしいこと、実践していってほしいことについての貴重なお言葉をいただきました。

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「開催報告書」他

高校生ICTConference2015 in 東京_開催報告書
高校生ICTConference2015 in 東京_熟議録
高校生ICTConference2015 in 東京_グループ発表資料
高校生ICTConference2015 in 東京_アンケート集計