日時
2015年9月12日(土) 12:30-17:00
会場
ガスホール福岡県福岡市博多区千代1丁目17−1

高校生ICT Conference 2015 in 福岡開催概要

日時:

2015年9月12 日(土)12:30-17:00

場所:

パピヨン24会議室及びガスホール
福岡県福岡市博多区千代1丁目17−1

参加人数:

熟議参加生徒 33人
見学者 38人(教員・教育関係者・その他)
合計:71人

参加校:

福岡県立博多青松高校、那珂川町立福岡女子商業高等学校、福岡県立福岡中央高校、学校法人東福岡学園東福岡高等学校、学校法人博多学園博多高等学校、学校法人沖学園沖学園高等学校、福岡県立福岡高等学校、福岡県立城南高等学校、福岡県立修猷館高等学校、福岡県立香椎高等学校

高校生、教員、企業関係者など約70名の参加者を得て、「大人が作った子どものルール&マナーを考える」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

【リアル熟議】
主旨説明 高校生ICT Conference実行委員会 吉岡 良平 様
高校生ICTカンファレンスの意義や目的とあわせて本日の流れも紹介しました。

開会の挨拶
文部科学省スポーツ・青少年局青少年課 課長 泉 潤一 様
 高校生ICTカンファレンスの意義及び文部科学省の役割についてもあわせて紹介いただきました。

総務省 九州総合通信局  情報通信部長 小野寺 昭彦 様
 総務省の業務の内容紹介とあわせて、e-ネットキャラバンをはじめ、安心・安全な青少年インターネット利用環境の整備の取り組み及び本カンファレンスに期待する点について、お話をいただきました。

第一部  事業者による講演
グリー株式会社 安心安全チーフマネージャー 小木曽 健 様
ルールを作るうえで「必要な知識」や「誤った情報」を排除するテクニックを講演。
「それはスマホ特有の問題なのか?」「子どもだけに起きている問題なのか?」
「思い込みだけで是非を判断していないか?」など、実際の事例を交えながら、
ルールの実効性を妨げる要因や誤解を事例で確認。
ルールが必要なのは「弊害」が起きているからであって、「弊害」をしっかり見極めれば、良いルールが出来上がるのに、世の中のルールの多くは弊害を見誤り、改善に結びつかずに失敗している。「そもそも何故ルールが必要か」の見極めが重要。
生徒たちのプレゼンでは、この「そもそも」意識が随所に見られ、大変嬉しく思いました。
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LINE株式会社 政策企画室 高橋 誠 様
ルールを考える際、どのように考えればよいかの指針について講演してくださいました。
まず、「悪口を言ってはいけない」という具体例を出し、なぜこのルールを作る必要があるのか、どういう状態だと守られていると言えるか、どうやったら維持できるか、ということについて、をお話くださいました。
そして、インターネットの特徴(公開される、記録される、拡散する等)についても触れてくださり、インターネットの特徴を踏まえ、ルールを作ることが目的になると思考停止してしまうので、ルールを作る際には『最終的に関係者がどういう状態になればよいか』『ルールを作ることが目的ではなく自ら考え続ける』ということをお話くださいました。、その上で、ルールを決めて実行するだけでなく、ルールを見直す方法も事前に考えておくなど、PDCAサイクルを考えよう、とお話くださいました。
LINE高橋さん.JPG

第二部:熟議「大人が作った子どものルール&マナーを考える」

まず、今回のテーマについてのイントロダクションとして、ネット・スマホの利用について~今自分たちの身の回りで起きている問題、困っていること~と題し、
【なぜルール&マナーが必要なのかを考えよう】
【大人に注意されること、よく言われることを思い出してみよう】
【大人は何が目的・心配で注意するのか考えてみよう】
の3点について熟議を開始しました。
高校生たちはメモや付箋紙を活用し、沢山の意見を出し合っていきます。

そこからいよいよ今回のテーマの「言いたい!イマドキのネットのルール&マナー!!~高校生のボクたちだから~」について、さらにパソコンやタブレットなどを使いながらまとめていきました。
大人も夢中になっている、自分でルールを考えられないのが問題、自分たちは使っているうちに自然にルールが出来上がってる、共通のルールは無理、自分たちにあったルールをつくればいいなど、沢山の意見が出ました。
また企業の方もサポータとして入っていただきました。専門的な質問が出ると
すばやく答えてくださいました。ファシリテーターは福岡県立大学の学生、書記は子どもねっと会議所の方が担当し、事前にフォームやまとめ方を打ち合わせして、滞りなくまとめることができました。

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第三部:グループ発表
発表のまとめ後、別会場で同時開催されている「青少年のネット利用を考えるフォーラム」に移動し、各グループ3分程度の発表を行いました。
「ネットは現実と同一と捉えて対処する」
「画一的なルールは非現実的、状態に応じて各自でルールを設ける」
「大人でも、誰もがSNSに書いた内容を持って町中を歩けるとは限らない、つまり大人も不適切な内容を書いているのだ」
「学校が社会に役立つ人間を育てる場であるのなら、IT機器を規制するのではなく、活用出来る人材を育てるべき、一緒によいネット社会を作っていきましょう」
など、大勢の大人の前でグループごとに堂々とプレゼンしてもらいました。
グループ発表1.jpgグループ発表2.jpg

 その後、引率の先生と各校の生徒代表が集まり、東京サミットに行く代表校の選定投票を行いました。
選定の間に福岡県青少年課の三島係長より子どもたちをネットトラブルから守るための取組みについてご紹介がありました。
その後、代表校の発表をし、挨拶してもらいました。

全体講評 子どもねっと会議所 代表 井島 信枝 様
以下コメントをいただきました。
「事業者の方の講話や熟議を通して、彼らが青少年のネット問題の当事者意識が高まり、我々大人にも新たなヒントを提示してくれた事が大きな成果だと思う。
 インターネット社会はまだまだ未成熟な文化で、これからより人々の生活を豊かに、便利に、楽しくしていくものになるか、悪と欺瞞に満ちた汚れた社会になってしまうかはネットを使う一人ひとりの意識にかかっている。
 今日の高校生の声を聞いて、彼らは今後より年少の子どもにも手本となる、良識あるネットユーザーに成長してくれるであろうと確信し心強く感じた。
 我々大人は「子どもの方が先んじていて口出しできない」と尻込みせず、ネットの中で不適切な場面に遭遇した際きちんと判断できる子どもの「心」を育てること、子どもが悩みや問題を抱えた時にネットの中に逃げ込まなくて済むよう、本気で力になりたいと思っている大人がそばにいるという姿を見せていこうではないかと会場に呼びかけた。」

井島さん.jpg

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「開催報告書」他

高校生ICTConference2015 in 福岡 開催報告書
高校生ICTConference2015 in 福岡 熟議録
高校生ICTConference2015 in 福岡 グループ発表資料
高校生ICTConference2015 in 福岡 アンケート集計結果