EN

高校生ICT Conference 2024 in 大阪

トップ / 高校生ICT Conference / 2024年 高校生ICT Conference / 高校生ICT Conference 2024 in 大阪

開催概要

日時:

2024年9月14日(日) 12:00-16:30

場所:

大阪私学会館

参加人数:

熟議参加生徒 20人
見学者・関係者 15人(教員・教育関係者・その他)
合計: 35人

参加校:

大商学園高等学校
常翔啓光学園高等学校
相愛高等学校
早稲田摂陵高等学校
大阪府立東高等学校(順不同)

高校生、教員、企業関係者など 名の参加者を得て、リアル会場で、「今、高校生が考える生成AIとの付き合い方ー「誤情報・偽情報」を超えた活用法を考えるー」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

【リアル熟議】
司会進行・主旨説明 実行委員長 米田謙三
高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを説明しました。あわせて熟議のポイントや主旨なども説明しました。

開会の挨拶
総務省 近畿総合通信局 電気通信事業課 課長 赤崎 正浩 様
総務省の業務内容や生成AIをはじめインターネットにおける状況等を説明していただくと共に参加生徒に対する激励の言葉をいただきました。

事業者による講演
エースチャイルド株式会社 青木 勲 様
エースチャイルドはどんな会社か早速ChatGPTに尋ねましたが まったく違く情報が出てくる自己紹介からはじめ、本日のテーマのポイントや発表方法(役割や時間配分など)、プレゼンテーションの型(フラッシュプレゼンテーションなど)なども触れて具体的に紹介いただきました。またこの熟議に対する意気込み、成長にプラスになるよう、この経験をうまく活かしてくださいという熱いメッセージをいただきました。「うまくいってもいかなくても大丈夫、成長しよう」で締めくくっていただきました。

ファシリテーター・参加校紹介 および グループ分け
3つのグループにわかれてから、それぞれのグループのファシリテーターを務める大学生から本日の目標、アイスブレイク、自己紹介などを実施しました。

第二部:熟議
「今、高校生が考える生成AIとの付き合い方 ー「誤情報・偽情報」を超えた活用法を考えるー」
3つのグループに分かれ大学生がファシリテーターとなって、高校生熟議を開始しました。まずは『目的と利用シーンから見た、いろいろなICT機器の役割』そして『安心安全な活用とは何か(個人情報、防災、防犯)』、『ICTの快適な社会的活用』というテーマで意見交換をしながら最終的に『高校生が社会に果たせる役割とは何か(行動、発信、影響力)』をGoogleスライドを活用しながら意見を整理分類し、まとめて行きました。具体的な使い方については、テーマにしぼった班や少し大きなテーマで取り組んだ班などいろいろとありました。熟議の中で分からない事は、企業の方や先生方にも随時サポーターとして入っていただき、すばやく答えてくださいました。今回、ファシリテーターは大学生でしたが、
事前に進行方法やまとめ方を打ち合わせして、滞りなくまとめることができました。(研修を今年も定期的にオンラインで実施しました)

今回の大阪の熟議で大切にしたポイント
『目的と利用シーンから見た、いろいろなICT機器の役割』
『安心安全な活用とは何か(個人情報、防災、防犯)』
『ICTの快適な社会的活用』
『高校生が社会に果たせる役割とは何か(行動、発信、影響力)』

第三部:グループ発表
各グループともプレゼンテーションソフトを活用して4分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)
参考:各班のポイント 3班が代表グループに選ばれました。

【1班】 生成AIとの付き合い方
A Iはもはや 見分けがつかない!それを見る、使う人の問題が大きい
政策提言
(1)情報リテラシー検定 高校卒業条件に
(2)AI画像にマークを義務付ける
これらを実現することでリテラシーを身につけることができる
「AI共存の第一歩」

【2班】 一級AI使いへの道
AI使用例 (1)性格診断(2)Vtuber(3)散歩でポイ活!
AI使用例
(1)学校の課題 労力が少ない ⇔ 情報の正確性に欠ける
(2)画像生成 絵が描けない人も欲しい物が手に入る ⇔絵師の仕事がなくなる
「メリット」
・手軽に生成できる ・作業の労力が減る ・すばやく情報を集められる
「デメリット」
・デマ情報が信じられやすくなる ・データの出どころの権利が保証されない
・仕事が奪われる ・特技を奪われて自信を失う
提言 AIを使う人は資格をとることにする
AIの生成物にマークをつける法律を制定する

【3班】誤情報やフェイクニュースとの付き合い方
AIによるフェイクニュースを識別するAIが欲しい!
・AIによるフェイクニュースを検知して 自動的に警告してくれる
・AIによる画像生成かどうか教えてくれる
・情報元が信頼できるかどうか判断してくれる
・情報を鵜飲みにしない!!!!

各グループともプレゼンテーションソフト(Googleスライド)を活用して4分程度の発表を行いました。どのグループも内容が充実していてスライドとしてよくまとまった発表となりました。すぐにできる提言もたくさんありました。

講評:大阪私学教育情報化研究会 会長 村上 徹 様
各グループの発表資料についてポイントや優れた点を指摘いただき、全体において有意義な内容であったと評価していただきました。


最後に:大阪私学教育情報化研究会 副会長 米田謙三
今年も大学生のファシリテーターのもと本当にいろいろな意見がここまで出てきて大変良かったと思います。どのグループも短い時間の中でしっかりと提言をまとめてくれました。今回のように、現地で出会った初めて顔をあわす生徒同士で話し合い、まとめ、発表する事はこれから増えてくるのだろうことを考えると本当に有意義だったと思います。今回話し合った事を、学校に戻っても話しあってほしい。次年度以降もいろいろと協力してほしい。「改めて教育の大切さそしてみなさん高校生の世代が次の日本、世界、宇宙を担う役割を持っている」と伝え未来を創る担い手にエールを送って終わりました。
その後、参加生徒により、11月3日に開催される東京サミットに行くグループの選定投票を行い、またそのグループで代表者の選定投票を行い大商学園高校が代表校に選出され、全体会で発表されました。
終了後記念写真をとり、再度各班で少し親睦会を実施しました。集合

「開催報告書」他

pdfファイル 1班

pdfファイル 2班

pdfファイル 3班

ページアンケート