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高校生ICT Conference 2019 in 大阪

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開催概要

日時:

2019年9月1日(日) 10:00-17:30

場所:

大阪ユキビタス協創広場CANVAS(内田洋行)

参加人数:

熟議参加生徒  50人
見学者・関係者 29人(教員・教育関係者・その他)
合計:     79人

参加校:

四天王寺高等学校
東海大学付属大阪仰星高等学校
大阪国際滝井高等学校
羽衣学園高等学校
関西学院千里国際高等部
大阪市立東高等学校
神戸学院大学附属高等学校(順不同)

高校生、教員、企業関係者など79名の参加者を得て、人はなぜSNSを使うのか? ~改めて考えるSNSの使い方~をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

 

【リアル熟議】

司会進行・主旨説明

実行委員長 米田謙三 様

本日の高校生ICT Conferenceの主旨や概要及びスケジュールなどについて簡単に説明していただきました。

司会

開会の挨拶

総務省 近畿総合通信局 電気通信事業課 課長 下村 英治

総務省や近畿総合通信局での、取組み、また、高校生ICT Conferenceへの期待などについて、お話をいただきました。

総通局

 

第一部       事業者による講演

株式会社サイバーフェリックス カスタマーサクセスマネージャー 堀口 創平 様

 DQワールドというコンテンツの紹介からこれから考えていかなければならない情報のリテラシー能力を説明してもらいました。コンテンツは全て無料で使えます(今後は有償化する可能性あり)。また堀口さんは現在現役の大学4年生でもあり、高校生に近い立場からネットに関する問題や話題も提供してくださいました。

下記参考まで 8つのスキルです。

  The 8 core DQ Citizenship Skills Children Need:

Digital Citizen Identity
Ability to build and manage a healthy congruent identity online and offline with integrity.

Screen Time Management
Ability to manage one’s screen time, multitasking, and one’s engagement in online games and social media with self-control.

Cyber Bullying Management
Ability to detect cyber-bullying situations and handle them wisely.

Cyber Security Management
Ability to protect one’s data by creating strong passwords and to manage various cyber attacks.

Privacy Management
Ability to handle with discretion all personal information shared online to protect one’s and others’ privacy.

Critical Thinking
Ability to distinguish between true and false info, good and harmful content, and trustworthy and questionable contacts online.

Digital Footprints
Ability to understand the nature of digital footprints and their real-life consequences and to manage them responsibly.

Digital Empathy
Ability to be empathetic towards one’s own and others’ needs and feelings online.

サイバーフェリックス

グーグル合同会社  Trust & Safety チーム 服部 弘幸 様

まずはグーグルの事業紹介からはじまり、同社が取り組むインターネットの安心・安全な活用のための取り組みや情報リテラシーについて、詳しい事例を交えてわかりやすく紹介いただきました。

グーグル 

プレゼンの内容をしっかり参加生徒はメモをとりながら次の熟議に備えていました。プレゼンの内容も 現在の問題点、今後の課題、これからの活用方法、企業の立場からの提案などいろいろなアイデアが盛り込まれていて大変有意義なものでした。

 

アイスブレイク、 熟議注意点説明 清教学園高等学校 勝田先生

アイスブレイクで緊張をほぐした後、午後の熟議に向け説明いただきました。
みんなで似顔絵を描いたり、その似顔絵を使って自己紹介など盛り上がりました

勝田先生

 

第二部:熟議「人はなぜSNSを使うのか? ~改めて考えるSNSの使い方~」

グループに分かれ大学生がファシリテーターとなって、高校生熟議を開始しました。まずは「SNS」をメモや付箋紙を活用しながら模造紙に貼り付けて意見を整理分類しまとめて行きました。具体的な使い方については、テーマにしぼった班や少し大きなテーマで取り組んだ班などいろいろとありました。熟議の中で分からない事は、企業の方もサポータとして入っていただき、すばやく答えてくださいました。今回、ファシリテーターは大学生でしたが、事前にフォームやまとめ方を打ち合わせして、滞りなくまとめることができました。(研修を今年も4回ほどファシリテーターのみで実施しました)

 今回の大阪の熟議の大切にしたポイント3つ

1皆さんや家族、友達が日頃使っているSNSにはどんな機能があって、どんなことができるのか考えてみましょう。その上でSNSを表現する具体的、かつ簡潔な説明を考えてみましょう。

2SNSの機能や果たしている役割などを踏まえ、SNSの無かった頃と今の違いやSNSの功罪について、良い面と悪い面を考える。例えば、フィルタリングは役割を果たしてきたのか?そもそも私たちの生活にSNSは必要なのか、その理由も含めて考えてみましょう。

3SNSの功罪を踏まえ、良い面だけでなく、悪い面があるにも関わらず、これほど多くの人たちがSNSを利用しているのはなぜなのか、上手に利用するにはどうすればいいのかを考えてみましょう。

(詳細は別紙「熟議録」をご参照ください)

熟議

 

第三部:グループ発表

各グループともプレゼンテーションソフトを活用して4分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)

今年はとにかくどのグループも ユニークで多様性がありほぼ内容がかぶらない発表となりました。素晴らしい内容すぐにできる提言もたくさんありました

 

講評:実行委員長 米田謙三 様

今年は原点に戻りSNSのことを再度考えてインターネットを上手に使う事が大切であり、今回のように、SNSをキーワードに高校生が話し合い、まとめ、発表する事は有意義である。また大学生のファシリテーターとのもと本当にいろいろな意見がここまで出てきて大変良かったと思います。今回話し合った事を、学校に戻っても話しあってほしい。次年度以降もいろいろと協力してほしい。未来を創る担い手にエールを送って終わりました。

 その後、参加生徒により、11月3日に開催される東京サミットに行く代表校の選定投票を行い、羽衣学園高等学校が代表校に選出され、発表されました。

集合

 

「開催報告書」他

pdfファイル ■2019年度高校生ICTConference_イベント開催報告書(大阪)

pdfファイル 発表資料

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