開催概要
日時: |
2021年10月23日(土) 13:00-16:30 |
場所: |
マイクロソフト AI & イノベーションセンター佐賀 |
参加人数: |
熟議参加生徒 10人
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参加校: |
佐賀県立佐賀商業高等学校
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高校生、教員、企業関係者など16名の参加者を得て、模造紙と付箋紙を使ったリアル形式で、「フェイクを見極める」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。
【熟議】
司会進行・主旨説明
特定非営利活動法人公共デザインイニシアティブ 永野孝 様
開会の挨拶
総務省九州総合通信局情報通信部電気通信事業課 課長 福島 生紀 様
Zoomで接続いただき、インターネット上には真偽を問わず情報があふれており、フェイク情報は、時に恐怖心をあおったり、根拠のないいじめにつながったりしている。SNSで自分の意見を発信することは悪いことではないが、インターネット上の情報を鵜呑みにして間違った情報を発信することがないよう注意する必要がある。今日は若い人の目線で、フェイクを見極める力の向上やフェイクを見つけた時の対処方法をどう活用していくべきか考えて欲しいとご挨拶をいただきました。
第一部:事業者による講演(インプットセミナー)
公共デザインイニシアティブ 理事長 牛島 清豪 様
インターネットには「最初から人を騙そうとして作られるメッセージ」「うそのニュースをわざと作り、多くの人に見てもらって広告費を稼ぐ」「善意でシェアした情報が実はフェイクだった。悪意あるメッセージを広げるのに加担してしまった」といったフェイクのパターン、情報を発信する際に意図を持って発信することなどを、米国大統領選挙や熊本地震、不幸の手紙、佐賀銀行破綻デマ、ディープフェイクなどの事例を挙げながら、フェイクとどう向き合うべきかを投げかけました。
自己紹介、アイスブレイク
参加者全員が大きな輪になり、自己紹介とアイスブレイクをしました。
第二部:熟議「フェイクを見極める」
3人・4人・3人の3チームに分かれてディスカッションを開始。フェイクに接した事例を付箋に書き出し、どう思ったか、どう行動したかを話し合いました。休憩をはさんだあと、フェイクに騙されないために気を付けるべきこと、フェイクがあったにしてもネットの有用性が変わらないことについて話し合いました。公共デザインイニシアティブのメンバー4人は、各班を適宜まわり、話し合いを促しました。
第三部:グループ発表
3班ともプレゼンテーションソフトを活用し3分程度の発表を行いました。参加者全員で投票し、全国サミット参加者に佐賀商業の1年生を選出しました。
講評
最後に公共デザインイニシアティブの堀良彰副理事長から「一人一人がどう考えるか、どう周りに伝えていくか。自分ごととしてしっかり考えていただけた」と本日の講評をいただきました。
「開催報告書」他



