開催概要
日時: |
2022年8月18日(木) 13:00-17:50 |
場所: |
オンライン |
参加人数: |
熟議参加生徒 34人
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参加校: |
学校法人石善学園新潟第一高等学校
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高校生、教員、企業関係者など64名の参加者を得て、“デジタル社会における学び方と学びの場 オンライン環境で「出来ること」「すべきこと」”をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。
【熟議】
司会進行・主旨説明
草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 落合 博幸 様
高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを説明していただきました。
【開会の挨拶】
総務省信越総合通信局 情報通信部 電気通信事業課長 傳田 剛 様
新型コロナの流行で、職場ではオンラインが活用され、学校でもオンライン授業が導入されている。幼児からスマホの使用も進んでおり、低年齢層からICTリテラシーを身に付けることが益々重要になってきている。ICTは情報の収集、整理、活用に欠かせないものであるが、モラルアップによる適正で責任を持った利用やマナーが求められる。高校生ICTカンファレンスでは初めて会う人と議論して提言をまとめていただき、柔軟な発想で取り組んで欲しいとお話しいただきました。
【事業者講演】
ByteDance株式会社 金子 陽子 様
最近のTikTokから伝統、教育、報道、芸術、行政等の様々な自発的活用事例を紹介いただいたのち、事業者として安心安全な利用のため、AIや人による監視、通報システムなどを整備していること、また、TikTokで導入したRethinkシステムを例に、行動の前に立ち止まって冷静に考えることの必要性についてお話しいただいた。最後に判らない時は「発信・拡散しない」「情報源を確かめる」「発信者の意図を考える」という利用の原則について説明をいただきましたいた。
第一部:アイスブレイク、自己紹介
新潟県警察サイバーボランティアの学生がファシリテーター役となり、各ブレイクアウトセッション内でアイスブレイクを行った後、高校生が熟議を開始しました。
第二部:熟議 「デジタル社会における学び方と学びの場」
-オンライン環境で「出来ること」「すべきこと」
熟議の内容は、参加生徒の意見をグーグルスライドに整理しながら、まとめを行っていきました。
第三部:グループ発表
各グループともプレゼンテーションソフトを活用して3分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)
その後、Googleフォームを使い、参加生徒・ファシリテーター・担当教員らが11月3日に開催される東京サミットに行く代表生徒の選定投票を行いました。
その結果、最も投票数の多かった第7班の中で私立北越高等学校2年男子生徒が代表生徒として選出されました。
【全体講評】
新潟県サイバー脅威対策協議会会長
敬和学園大学人文学部教授 一戸 信哉 様
これまで、オンライン教育をどうするかという議論が行われてきたが、結論は出ていない状況の中で、高校生からはよりよいオンライン環境を作っていくべきだという提案が多かった。
オンライン教育を充実させるために、どこに焦点を当てていくのかがポイントになっているのではないかと思うが、現実的なポイントに的を絞ることが大切ではないか。
また、誰一人取り残さないAIを活用した一人一人にあった平等なオンライン教育などは、キーワードとして良かったのではないかと思う。
教科書や板書の電子化、機材の整備、従来の授業の在り方、オンデマンドコンテンツをどう整備するか、これらを学校へどのようにして取り入れていくか具体的に考えても良かったと思うが、難しい課題はあるものの、今後の課題として考えていくことが大切である。
「開催報告書」他
開催報告書(新潟)発表資料 1班
発表資料 2班
発表資料 3班
発表資料 4班
発表資料 5班
発表資料 6班
発表資料 7班