開催概要
日時: |
2019年9月21日(土) 11:30-16:30 |
場所: |
LINE Fukuoka 株式会社 |
参加人数: |
熟議参加生徒 43人
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参加校: |
福岡県立糸島高等学校
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高校生、教員、企業関係者など73名の参加者を得て、社会で活躍するためのICT活用法 ~ 18才成人化を控えて ~をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。
【リアル熟議】
司会進行・主旨説明
福岡県人づくり・県民生活部私学振興・青少年育成局青少年育成課 西川 幸子 様
高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを説明していただきました。
開会の挨拶
福岡県人づくり・県民生活部私学振興・青少年育成局青少年育成課長 木下 尊雅 様
・SNSの浸透により、簡単に情報を得たり、さまざまな人とコミュニケーションを取ることができ
る便利な社会になった一方で、SNSを使った犯罪やいじめ、不適切な動画の投稿など、負の部分
も現れてきている。
・本日は、皆さんにSNSの使い方を改めて考えていただき、様々な角度から意見を出し合っていた
だきたい。
・大人には思いつかいないような新鮮な提言が出てくることを期待している。
第一部 事業者による講演
講 師:LINE株式会社 公共政策室公共政策担当 高橋 誠 様
・皆さんの熟議のヒントになることをお話ししたい。
・インターネットのトラブルなどを考える中で、ルールを決めるという対策が挙げられることがあ
る。ルールを作るだけ、作られたルールを守るだけではなく、自分で考えて行動することが大
切。
・インターネットは相手の表情や雰囲気がわからないため、相手がどう感じるかを想像しながら、
自分の気持ちを上手に伝える必要がある。
・SNSに起因するトラブルはいくつかあるが、トラブルが同じでも理由が異なれば、対策も変わっ
てくる。
・SNSに起因する被害児童数をどうやったら減らせるかということが、考える上でのポイントとな
ってくる。
・LINEでも年齢制限や公開領域の監視、通報窓口の設置など対策をとっている。
・また、SNSによる相談窓口の設置や生活を便利にする取組み(福岡市での粗大ごみ回収の申込み
等)にも取り組んでいる。
・インターネットやSNSの利用にあたり、トラブルに合うことなく、生活を便利にするものとし
て、うまく使いこなすにはどうしていけばいいのかという観点が必要になる。
エースチャイルド株式会社 代表取締役 西谷 雅史 様
・このカンファレンスをいい機会として、インターネットやSNSの使い方についていろいろ考えて
みてほしい。
・今日は、テーマを的確に捉え、じっくり突き詰めて議論する、エッセンスを逃さないということ
をお話ししたいと思う。
・まずは、班の中で解釈やゴールを共有する。根本的な原因を深堀りしていく。エッセンスとし
て、「高校生が」できることを考える。自分たちだったら何ができるか、自分たちだからこそで
きるという視点も考えてほしい。
・プレゼン資料作り、発表の仕方もポイントになってくる。
・主に考え方、議論の仕方の話をしたが、ぜひ、新しい方法や改善策を想像し、明るい未来、世の
中の課題解決について全力で議論してほしい。
アイスブレイク、 自己紹介
7つのグループに分かれ、昼食をとりながら各グループ内で自己紹介などを実施しました。
第二部:熟議「人はなぜSNSを使うのか? ~改めて考えるSNSの使い方~」
福岡県立大学で子どもサポーターとして活動する学生が、ファシリテーターとして各グループに入り、高校生の熟議をサポートしました。メモや付箋紙を活用しながら模造紙に貼り付けて意見を整理分類しまとめていきました。
第三部:グループ発表
各グループともプレゼンテーションソフトを活用して3分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)
その後、参加生徒とファシリテーターにより、11月3日に開催される東京サミットに行く代表者の選定を行い、福岡県立博多青松高等学校の生徒が代表者に選出されました。
最後に、 高校生ICT Conference実行委員会 米田 謙三 委員長より講評をいただきました。
「開催報告書」他
■2019年度高校生ICTConference_イベント開催報告書(福岡2)発表資料