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高校生ICT Conference 2019 in サミット

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開催概要

日時:

2019年11月3日(祝) 13:00-17:00

場所:

株式会社内田洋行 東京ユビキタス協創広場 CANVAS 
( 東京都中央区新川2-4-7 )

参加人数:

熟議参加生徒  20人
見学者・関係者 82人
合計      102人

参加校:

北海道石狩翔陽高校
北海道帯広柏葉高等学校
仙台城南高等学校
山形県立山形西高等学校
茨城県立石岡第二高等学校
神奈川県立平塚中等教育学校
新潟県立巻高等学校
小松大谷高等学校
長野県松本県ヶ丘高等学校
日本大学三島高等学校
愛知県立東浦高等学校
羽衣学園高等学校
奈良県立香芝高等学校
高知県立伊野商業高等学校
福岡県立博多青松高等学校
佐賀清和高等学校
長崎県立諫早農業高等学校
東九州龍谷高等学校
鹿児島純心女子高等学校
福井県立武生商業高等学校(招待参加)

高校生、教員、企業関係者など102名の参加者を得て「人はなぜSNSを使うのか? ~改めて考えるSNSの使い方~」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

 

【開会の挨拶】

高校生ICT Conference実行委員会 委員長 米田 謙三 先生

本日の全体進行役として、高校生ICT Conferenceの主旨説明と本日の大まかな流れについてご説明いただきました。

米田先生米田

 

【ご来賓挨拶】

総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 消費者行政第一課長 梅村 研 様

 総務省は情報通信行政を担当し、携帯電話サービスにおける競争の促進や利用者の保護、5Gの推進など様々な内容を扱っている。その一環として、青少年がインターネットを利用するうえでの環境整備も担当している。青少年のスマートフォンなどによるインターネット利用の増加に伴い、被害・トラブルも増えていることから、総務省ではその対策として、インターネットの安心・安全な活用に係る学校への出前講座やインターネットトラブル事例集の作成・公表等の普及啓発、青少年フィルタリングの利用促進などに取り組んでいる。本日の皆様の議論が実りあるものになることを期待している。

梅村課長

 

消費者庁 消費者政策課長 内藤 茂雄 様

 消費者庁は、国の消費者行政の基本計画を担当しており、様々なトラブルの相談も行っている。高校生でも先輩や友達から高価な商品を勧められて買ってしまうなどの事例が多く発生しており、このような様々な問題について皆さんがどのように考えているのか、なかなか伝わってこず、直接意見が聞けることは貴重な機会で楽しみにしている。今日は全国から集まった仲間とたくさん話をして良い思い出を作って欲しい。

内藤課長

 

警察庁 生活安全局少年課 性的搾取対策官 天野 賀仁 様

 警察庁の少年課は、少年に関係するポルノやネット問題などを担当しています。私はファミコン世代ですが、今では様々ものが出てきており、ネットの世界はこれからもどんどん変わっていく。本日は、皆さんの議論をとおし、柔らかい発想を聞き、いろんな問題の解決を考えていきたい。この時代でしか出来ない議論を楽しんで欲しい。

天野氏

 

文部科学省総合教育政策局男女共同参画共生社会学習・安全課 専門官 打田 剛 様

 サミットの議論は、昨年も文部科学省の幹部にとても好評だった。今回のテーマについては時期を得たテーマだと思っている。ネットを利用した犯罪やトラブルなどが多く起こっている一方で、悩み相談や災害情報を発信することが出来るなど、役に立つことも多くある。今日の熟議を皆さんの糧にして欲しいと思っている。今日議論を高め、また最終報告会での報告を楽しみにしている。

打田氏

 

内閣府 政策統括官付 青少年環境整備担当 参事官付専門職 岡部 勇介 様

 内閣府は、青少年のインターネットの環境整備に関して各省庁と連携して課題に日々取り組んでいる。ICTの環境は変化が激しく、新たな課題も多い。今日のテーマであるSNSについて、皆さんの考えを聞くことは非常に貴重な機会だと思っている。普段から感じていること、考えていることをそのまま発表していただき、それを今後の参考にしていきたい。

岡部氏

 

経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 統括係長 鵜澤 和志 様

 今回のテーマの「SNS」とは、決して若者だけに関係する問題ではない。大人にとっての、従来の典型的なSocial Networkingの方法は「名刺」だが、近年、AIを用いてスマホ上で名刺の情報を読み込み、他人の人脈を調べたり、メッセージの交換ができるサービスが提供されはじめている。今後は、わざわざ紙で名刺交換するのではなく、最初からスマホ同士で情報交換が進み、SNSを誰もが使う社会も到達するのではと思っている。若いときからデジタルサービスに向き合っている皆さんの議論は、将来の日本社会全体の役に立つような議論にもつながると期待している。

鵜澤氏

 

【各開催地域代表生徒の自己紹介、地域の取組の紹介(各3分)】 様

アイスブレイクとして各地域代表生徒が、今年度のテーマでの地域の熟議内容の報告を招待参加校は各地域での独自の取組の紹介を行いました。 限られた時間の中で、代表の生徒は各地域でのそれぞれの取り組みの内容を上手に発表していました。

 

【グループ熟議・発表資料作成・リハーサル】

進行役の米田先生からファシリテーターの紹介があり、熟議内容の発表までのスケジュール説明がありました。今回のグループ熟議は3つのグループに分かれて進められました。それぞれのグループで熟議の進め方やペースは違っていましたが、付箋を利用して模造紙に貼り付け、項目に分類しながら、役割分担も考えて各グループでそれぞれ工夫しながらまとめていきました。それぞれのグループで熱く議論が交わされました。

「グループ熟議」の詳細については別紙「高校生ICT Conference2019サミット熟議録」をご覧ください。

熟議A

熟議B

熟議c

 

【グループ発表】

各グループともプレゼンテーションソフトを活用して3分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)

 

グループ①

SNSにおけるデメリット発生の原因を「悪循環」と分析し、これを能動的に解決する方法として、高校生自身がディスカッションをして共有し、それを学校の内外に広めていくことを提言しました。

グループ1

グループ②

SNS使用の背景には、承認欲求、娯楽、情報収集など現実の補完があり、間違った補い方がトラブルを誘引すると分析し、現実を知る高校生が世代を通じた架け橋になってトラブルを防ぐことが必要だと提言しました。

グループ2

グループ③

知識を持つにはまず土台が必要であると整理し、そのためには高校生自身が興味を持てる体験を映画等の手法でまとめ、まず高校生自身が見て、それを大人にも見てもらい、補助してもらい広げていくという提言をまとめました。

発表

 

 その後、参加生徒自身が、12月5日に開催される最終報告会代表校の選定投票を行い、大阪府羽衣学園高等学校、佐賀県佐賀清和高等学校が代表校に選出され、発表されました。

集合

 

「開催報告書」他

pdfファイル 2019年度高校生ICTConference_イベント開催報告書(サミット)

pdfファイル サミット発表資料

pdfファイル 熟議録1班

pdfファイル 熟議録2班

pdfファイル 熟議録3班

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