EN

高校生ICT Conference 2021 in 大阪

トップ / 高校生ICT Conference / 2021年 高校生ICT Conference / 高校生ICT Conference 2021 in 大阪

開催概要

日時:

2021年9月12日(日) 13:00-17:00

場所:

オンライン

参加人数:

熟議参加生徒 49人
見学者    15人(教員・教育関係者・その他)
合計     64人

参加校:

大商学園高等学校
早稲田摂陵中学校・高等学校
兵庫県立福崎高等学校
羽衣学園高等学校
大阪市立東高等学校
関西学院千里国際高等部
神戸学院大学附属高等学校
清教学園高等学校
                (順不同) 

高校生、教員、企業関係者など 64名の参加者を得て、Zoom を使ったオンライン形式で、「フェイクを見極める」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

 

【オンライン熟議】

司会進行・主旨説明  実行委員長 米田謙三 様  

高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを説明していただきました。特に今年は初めてのオンライン開催ということになったのでオンラインならではのポイントや主旨なども説明してもらいました。

(サポート 関西学院千里国際中高等部 勝田 浩次様)

 

開会の挨拶

総務省 近畿総合通信局  電気通信事業課 課長  稲垣 裕介 様

高校生自身が、スマホやネット利用の情報モラルについて深く考え、自ら実践するとともに、今年のテーマである「フェイクを見極める」について、高校生としての目線で議論を深め、社会への提言・情報発信してくれることを期待している旨のお話をいただきました。

 

事業者による講演

 Twitter Japan 株式会社 公共政策本部長 服部 聡 様

 ・「フェイク」って何?(意図的な偽情報と、悪意のない誤情報)
 ・何を、誰が、どう取り締まるべき?
 ・安心安全と表現の自由のバランス
 ・偽/誤情報があるのはネットだけ?
   (ネットのない時代は?テレビ、新聞、学校、政治等現実社会は?)
 ・Twitterの考えと取組
   (コロナ、選挙、ディープフェイク対策、認証バッジ等)
 ・メディアリテラシーの必要性
 ・見抜く力

 について講演いただきました。

 

ファシリテーター・参加校紹介 および グループ分け

8つのグループのブレイクアウトルームにわかれてから、それぞれのグループのファシリテーターを務める大学生から本日の目標、アイスブレイク、自己紹介などを実施しました。

 

第二部:熟議「フェイクを見極める」

ブレイクアウトルームで8つのグループに分かれ大学生がファシリテーターとなって、高校生熟議を開始しました。まずは「フェイクについて」次に「有用なものを見逃さないために」ということを中心にGoogleスライドを活用しながら意見を整理分類しまとめて行きました。具体的な使い方については、テーマにしぼった班や少し大きなテーマで取り組んだ班などいろいろとありました。今回、ファシリテーターは大学生でしたが、事前にオンラインでのフォームやまとめ方を打ち合わせして、滞りなくまとめることができました。(研修を今年も4回ほどファシリテーターのみで実施しました)

 

今回の大阪の熟議の大切にしたポイント

1、ネットとフェイクの関係(例)「にせもの、模造品、まやかし、インチキ」
2、なぜフェイクは生まれるのか
3、フェイクとネットの親和性
4、騙されないためにはどうすれば良いか
5、有用なものを見逃さないために
6、より安心して活用できるネット社会のために
(詳細は別紙「熟議録」をご参照ください)

 

第三部:グループ発表

各グループともプレゼンテーションソフトを活用して3分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)

 

参考:各班のポイント  8班が代表グループに選ばれました。

【1班】  まとめサイトについて
 「作成者の思想や価値観が分かる。
   別の人が作成したものに飛べるようにする」
 高校生ができること
  情報源を確認 信頼できるサイトで確認する
   同じ記事を別の人と共有して客観的な意見を
 政府への提言
  まとめサイトの運用ルールを決める
   注意点をサイトの上などに記載する。

【2班】 信頼できる情報アプリ
    •発信者  見る側
  SNS 政府をフォローに。
  広告とか一般の人が目につきやすい取り組み
  インフルエンサー、有名人、専門家が広める
  信頼できる情報しかないアプリを政府が作る
  偽情報は削除、フィルタリングする       寸劇実施

【3班】  Twitter について
  よいところ  悪いところ  どちらにも
  情報発信者側にできること 
   ツイートする際に本人にアンケートを取る 
     誤解等をなくすために多方面からの情報を簡単に見られるようにまとめる
   アカウントを作る際にTwitter利用にあたっての注意事項を載せる
  情報を受け取る側にできること
   見た人が信頼できるかどうか(3段階評価)押せる ボタン
   信頼できないと判断した場合なぜそう思ったか書ける場所
     評価したユーザーが一般人と政府や有名人で分けて表示する
   切り抜き動画に対し 「切り取られています。」 表示をして誤解をなくす

【4班】  4500万の‘‘ものさし‘‘
  情報発信元との向き合い方(個人)
    発信元の正しい情報を見極めるために
  SNSがより信頼されるには
    年齢制限の導入(親にメールを送信)
    発信者の公開   プラットホーム
     事実と意見を見分ける

【5班】 教育、報道からフェイクをなくす
     中立的な報道、 教育機関
  信頼性や認証をどれだけ受けたのか示すマーク
   例:ファクトチェックマーク
   教科書検定を文科省だけで行わない。
   →大学や専門家、博物館などにも拡大

【6班】 #高校生の私たちが発信する
     若い人が目につくような投稿
      公式マークを増やしてもらう
  フェイクをなくすのではなく、フェイクよりも正しい情報に目が向くように、
  正しい情報をより一層見たくなるものに

【7班】子供から大人そして次の世代へ
       『常に情報を疑う』こと  まず子供から教育を行う
       「子供が議論する場」   →SNSなど活用

【8班】 情報を得る方法 
  情報をテレビよりもスマホで見る時代
  Twitterやインスタグラムなどで情報を拡散 
     「でどころの確認」   アプリの確認・理解

 

講評:大阪私学教育情報化研究会 副会長 米田謙三 様

今年もオンライン開催でしたが、大学生のファシリテーターのもと本当にいろいろな意見がここまで出てきて大変良かったと思います。この状況でも本当に活発に意見交換がされ、またどのグループも短い時間の中でしっかりと提言をまとめてくれました。今回のように、オンラインで話し合い、まとめ、発表する事はこれから増えてくるのだろうことを考えると本当に有意義だったと思います。今回話し合った事を、学校に戻っても話しあってほしい。次年度以降もいろいろと協力してほしい。最後に引用「「すべてのユーザーが 表現の自由を信じ 世界に影響を与える力を 持っている」を紹介し未来を創る担い手にエールを送って終わりました。

 

 その後、参加生徒により、11月3日に開催される東京サミットに行くグループの選定投票を行い、またそのグループで代表者の選定投票を行い関西学院千里国際高等部が代表校に選出され、全体会で発表されました。

 

その後、ブレイクアウトに戻り各班オンラインで少し懇親会を実施しました。

「開催報告書」他

pdfファイル 発表資料1班

pdfファイル 発表資料2班

pdfファイル 発表資料3班

pdfファイル 発表資料4班

pdfファイル 発表資料5班

pdfファイル 発表資料6班

pdfファイル 発表資料7班

pdfファイル 発表資料8班

pdfファイル 2021年度高校生ICTConference_イベント開催報告書(大阪)

ページアンケート