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第1回全国オンライン

開催概要

日時:

2023年8月7日(月) 12:30-17:00

場所:

オンライン

参加人数:

熟議参加生徒  9人
見学者     23人(教員・教育関係者・その他)
合計      32人

参加校:

福井県立金津高等学校
福井県立武生高等学校
福井県立敦賀高等学校
江戸川学園取手高等学校
                                    (順不同)

高校生、教員、企業関係者など32名の参加者を得て、今、高校生が考えるデジタルシティズンシップとは ―デジタルウェルビーイングな社会を目指して― をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

 

【熟議】

司会進行・主旨説明 米田謙三 様        

高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを説明していただきました。特に今年はオンライン開催が2回ということになったのことなども含めて主旨などを説明してもらいました。

 

開会の挨拶

 総務省  情報流通行政局 情報流通振興課 情報活用支援室

             課長補佐  加藤 敬輝 様

総務省の業務について説明いただいた後、本日のテーマでもあるデジタルシティズンシップについて、ICT利用の最先端を走る高校生の意見を全世代のリテラシー向上に活かすために、活発に議論して欲しいと挨拶をいただきました。

加藤補佐

第一部       事業者による講演

株式会社ラック サイバー・グリッド・ジャパン

ICT利用環境啓発支援室     落合 博幸  様

デジタル化が進む社会についてということでAIのお話から始まりました。

ChatGPTやBingにAIとは何ですかという質問を実際に質問する場面も

示していただきながら本日のテーマの「今、高校生が考えるデジタルシテ

ズンシップとはーデジタルウェルビーイングな社会を目指してー」の話題

を少しお話いただきました。障がい者の方の活用なども交えてお話しいた

だきました。

 

アイスブレイク、 自己紹介

●つのグループに分かれ、アイスブレイクの後、各グループ内で自己紹介などを実施しました。

 

第二部:熟議

「熟議 デジタルシティズンシップとは」ーデジタルウェルビーイングな社会を目指してー」 

ブレイクアウトルームで3つのグループに分かれ大学生がファシリテーターとなって、高校生熟議を開始しました。まずは『目的と利用シーンから見た、いろいろなICT機器の役割』そして『安心安全な活用とは何か(個人情報、防災、防犯)』

『ICTの快適な社会的活用』というテーマで意見交換をしながら最終的に『高校生が社会に果たせる役割とは何か(行動、発信、影響力)』をGoogleスライドを活用しながら意見を整理分類しまとめて行きました。具体的な使い方については、テーマにしぼった班や少し大きなテーマで取り組んだ班などいろいろとありました。熟議の中で分からない事は、企業の方や先生方にも随時サポーターとして入っていただき、すばやく答えてくださいました。今回、ファシリテーターは大学生でしたが、事前にオンラインでのフォームやまとめ方を打ち合わせして、滞りなくまとめることができました。(研修を今年も隔週土曜日で実施しました)

 

今回の全国オンラインの熟議で大切にしたポイント

『目的と利用シーンから見た、いろいろなICT機器の役割』

『安心安全な活用とは何か(個人情報、防災、防犯)』

『ICTの快適な社会的活用』

『高校生が社会に果たせる役割とは何か(行動、発信、影響力)』

(詳細は別紙「発表資料」をご参照

 

第三部:グループ発表

各グループともプレゼンテーションソフト(Googleスライド)を活用して3分の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)

オンラインでしたがどのグループも内容は充実していてスライドとしてよくまとまった発表となりました。すぐにできる提言もたくさんありました。

 

参考:各班のポイント  3班が代表グループに選ばれました。

【1班】  論理的思考力を伸ばす   

       生徒も先生も研修を!!

  「知的好奇心を持たせるために」

    ・悪いサイトにアクセスできないようにする。  

    ・先生が注意する、罰を与える。

      理想の学習端末による学習

    ゲーム感覚で勉強するのが楽しいアプリ導入

    自分たちの授業を自分たちで変える

    自分達でルールを設けて、リテラシーを守る

 

【2班】 「技術と行動でよりよい情報社会へ」

デジタルウェルビーイングな社会を築く

   「技術面によるアプローチ」   

 「行動面によるアプローチ」

     テーマ

 「誹謗中傷」 「ネット中毒」 「詐欺」 「デマ情報」 「情報格差」

   発達している技術、ICTをうまく問題に適応

   高校生はICTに馴染み深い世代

   ICTをみんながうまく使っていけるような社会づくり

   高校生が貢献するべき

 

【3班】  

「新しい教育」

    →デジタル端末を使う

  優れたデジタル市民になる為に必要な能力とは?

   デジタル端末を正しく活用する力

    情報社会で使用されるツールを扱える力

    生活にデジタル端末を応用する力

       デジタルシティズンシップ教育

   情報モラル教育よりポジティブな教育と感じる

     身近に感じて欲しい  講演会実施

 

講評:大阪私学教育情報化研究会 副会長 米田謙三 様

福井、茨城からオンラインで参加いただきました。大学生のファシリテーターのもと本当にいろいろな意見がここまで出てきて大変良かったと思います。また今回話し合った事を、学校や地域に戻っても話しあってほしいと思います。また次年度以降も参加して欲しいと思います。最後に引用「「デジタルシティズンシップ」が大切になってきます。1.デジタルリテラシーと2.デジタルシビリティ(オンライン上での礼儀)を大事に」を紹介し未来を創る担い手にエールを送って終わりました。

 その後、参加生徒により、11月3日に開催される東京サミットに行く代表校の選定投票を行い、福井県立敦賀高等学校が代表校に選出され、発表されました。

集合

 

「開催報告書」他

pdfファイル 開催報告書(第1回全国オンライン)

pdfファイル 発表資料1班

pdfファイル 発表資料2班

pdfファイル 発表資料3班

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