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ICTサービスの利用を巡る諸問題に対する利用環境整備に関する意見提出(パブリックコメント)

2025年08月04日

「ICTサービスの利用を巡る諸問題に対する利用環境整備に関する報告書(案)」について意見募集が行われましたので、スマートフォン プライバシー セキュリティイニシアティブの改定に関する内容について次のとおり意見を提出しました。

 

ICTサービスの利用を巡る諸問題に対する利用環境整備に関する報告書(案) に対する意見

 

【該当箇所】報告書(案)第3部2章1項:42ページ

SPSI において青少年のスマートフォン利用に関する様々なリスクに網羅的に対応するのではなく、青少年の利用者情報やプライバシーの保護を通じて、青少年によるスマートフォンアプリ及び関連サービスの安全・安心な利用を図るため、それに資する機能や仕組みの適切な提供を含む環境整備に関し、各事業者が取り組むことが望ましい事項を検討することとした。

【提出意見】

インターネット上のサービスや情報は、年齢にかかわらず誰もがアクセスできることから、青少年保護に関する検討は当然に必要であり、今回、SPSIに青少年保護の観点を盛り込むことにつき、強く賛成する。
なお、青少年に対する検討は高齢者に対する配慮としても参考になると考えている。

 

【該当箇所】報告書(案)第3部2章1項:42ページ

上記の考え方に基づき、アプリ提供者、アプリストア運営事業者、OS 提供事業者のそれぞれが、青少年の利用者情報やプライバシーの保護の観点から実施することが望ましい事項について検討した結果、概要以下の内容を SPSI に追記することとした。

【提出意見】

SPSIの起源から考え、青少年の利用者情報やプライバシーの保護の観点からの項目の追加になることはやむを得ないとはいえ、現在、青少年の送信に関わるリスクについての法制度・対策が極めて手薄となっていることに鑑み、かかる観点からの検討も是非行っていただきたい。

 

【該当箇所】報告書(案)第3部2章1項:42ページ

(アプリ提供者)

【提出意見】

アプリ提供者についても、自らが提供するアプリの対象年齢を想定し、その利用に適した設計をすべきであることから以下を追加するよう求める。
「・自ら提供するアプリが青少年の利用を想定している場合、『青少年保護バイデザイン』を実施し、その推奨年齢を想定すると共に、その利用に適した機能を提供する。」

 

【該当箇所】報告書(案)第3部2章1項:42ページ

(アプリストア運営事業者)
運営するアプリストアに掲載する個別のアプリに関して審査を行うこと。当該審査を行う場合には、年齢制限設定(レーティング)に関する基準を設定し、適切な年齢制限設定が行われるよう確認すること

【提出意見】

年齢制限設定(レーティング)はペアレンタルコントロールを行う際の重要な指針であるため、アプリストアは基準策定に関する指針を公表するなど、社会的な合意を得られるよう務める必要があると考える。
したがって、文案を「基準を設定し、社会情勢や利用者の実情に合わせた適切な年齢制限設定が行われるよう確認すること」とすべきである。

 

【該当箇所】報告書(案)第3部2章1項:42~43ページ

(OS提供事業者)
アプリストアにおける個別のアプリのダウンロード及び起動の可否、アプリストアの利用制限並びに、アプリストア及び外部ウェブサイトにおける利用者情報の提供及び課金に対する制限等を行うペアレンタルコントロール機能を実施するために必要な役務を提供すること

【提出意見】

保護者が適切なペアレンタルコントロールを行うためには、必要な情報を入手する必要がある。このため、OS提供事業者においては機能の適切な利用方法や必要性など関連する情報についても提供していただきたい。
したがって、該当文案を「ペアレンタルコントロールを実施するための機能および関連する情報を提供すること」とすべき。

 

【該当箇所】報告書(案)第3部2章1項:43ページ

年齢制限の設定が適切に機能するためには、年齢等の発達段階が適切に把握されることが重要である旨指摘し、今後の技術的手段の発達や市場の状況を踏まえ、検討を行う旨記載している。

【提出意見】

スマートフォン利用の低年齢化に伴い、利用者を「青少年」と一律に括ることなく、発達段階を踏まえた機能(機能制限や保護機能を含む)を提供することが必要である。その観点から、利用者年齢の確認について検討を行うことについて強く賛成する。

 

【該当箇所】報告書(案)第3部3章2項:50ページ

外部送信を含むウェブサイトの課題について、ウェブサイト運営者に対してどのような形でベストプラクティスを確保していくか、今後の課題 として、SPSI との関係も含めて、速やかに検討を行うことが適当である。

【提出意見】

利用者の視点からすれば、スマートフォンを安心して利用できることが重要であるから、ウェブサイトについても当然に含めるべきと考える。

 

以上

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