2013年11月12日、13日の2日間、京都府京都市「京都パルスプラザ」にて開催されました。基調講演とパネルディスカッションを行い、約300人の教育関係者・保護者の皆様にご参加いただきました。
1日目
基調講演
スマホとSNS時代の情報モラルとは~ネット社会で生き抜く子ども達を育てるには~
講師:桑崎 剛氏(安心ネットづくり促進協議会 特別会員/熊本市立総合ビジネス専門学校 教頭)
これまでの携帯電話の変遷や小中学生の子どもたちの利用状況をお話しいただきました。また、利用から起こる人間関係・情報発信等のトラブルの内容と、どう対処していくべきなのかをご講演いただきました。
パネルディスカッション①
青少年のインターネット利用環境整備に関する地域連携の取り組みについて
コーディネーター:
曽我 邦彦氏(安心ネットづくり促進協議会 副会長/社団法人日本PTA全国協議会 元会長)
パネリスト:
桑崎 剛氏
長屋 博久氏(人づくり21世紀委員会 幹事長)
橋本 博文氏(京都府立高等学校PTA連合会 会長)
木村 公也氏(京都府警察本部生活安全部サイバー犯罪対策課 課長補佐)
西 雅彦氏(株式会社ディー・エヌ・エー)
各登壇者から地域や企業、団体等での取り組みをご紹介いただいた後、会場からの質問も交えたパネルディスカッションを行いました。"トラブルに合わないための対策も重要であると同時に、うまくトラブルに対処できる知識と判断力を身に着ける指導をすることで、子供たち自身がインターネットと上手に付き合っていってほしい"といった意見やそのためにはどうすべきかといった議論がなされました。
パネルディスカッション②
PTA(先生・保護者)への啓発活動
コーディネーター:
曽我 邦彦氏(社団法人日本PTA全国協議会 元会長)
パネリスト:
長屋 博久氏(人づくり21世紀委員会 幹事長)
橋本 博文氏(京都府立高等学校PTA連合会 会長)
基調講演の予定を変更し、PTA代表者によるパネルディスカッションを実施し、保護者が、青少年のインターネット利用とそのトラブルに対し、どのように向き合っていく必要があるかの議論を行いました。京都が全国のモデルケースになってもらえるよう、様々な活動を積極的に行い、全国に発信していってほしいという内容で締めくくられました。
2日目
基調講演
子どもたちが生きるネット社会の現状~携帯からスマホへ~利用上の注意点について
講師:西 雅彦氏(株式会社ディー・エヌ・エー マーケティング本部 カスタマーサービス部 部長)
企業として、実際にサービス上に投稿されていた青少年の投稿を例に挙げ、どういった問題が起きているかの事例を紹介。その後、企業としての監視・啓発の取り組みをご説明いただきました。また、実際に100台近いスマートフォン端末を使用し、参加された方々に実際に使っていただく、コミュニケーションアプリの体験講座を実施していただきました。
基調講演
LINEにおける青少年利用の実情と対策
講師:高橋 誠氏(LINE株式会社 政策担当)
初めに、運営しているサービスの紹介、および災害時の活用事例や青少年が利用することについての取り組み等をお話しいただきました。実際にスマートフォン端末でサービスを体験してもらい、参加者からの質疑応答も実施。会場からは、サービスの仕組みや利用方法について、多くの質問が上がっていました。
また京都会場では、株式会社ディー・エヌ・エー/デジタルアーツ株式会社/グリー株式会社/一般社団法人ソーシャルゲーム協会がそれぞれの取り組みを紹介するブースを出展。休憩や帰り際など、多くの参加者の皆様が立ち寄っていました。