- 日時
- 2017年09月30日 (土) 10:00-15:00
- 会場
-
三重県庁 講堂
(三重県津市広明町13)
高校生ICT Conference 2017 in 三重 開催概要
日時: | 2017年9月30日(土) 10:00-15:00 |
場所: | 三重県庁 講堂 |
参加人数: | 熟議参加生徒 30人 |
参加校: | 三重県立桑名北高等学校 三重県立四日市南高等学校 三重県立飯野高等学校 三重県立稲生高等学校 三重県立津高等学校 三重県立宇治山田商業高等学校 三重県立伊勢工業高等学校 三重県立あけぼの学園高等学校 三重県立名張高等学校 三重県立尾鷲高等学校 セントヨゼフ女子学園高等学校 鳥羽商船高等専門学校 (順不同) |
高校生、教員、企業関係者など50名の参加者を得て、「高校生が考える心豊かな生活 ~ ICT×(家族・学校・地域)~」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。
司会進行・主旨説明
草の根サイバーセキュリティ運動全国連絡会 常務理事 吉岡 良平 様
高校生ICT Conferenceの概要及び本日の大まかな流れを説明していただきました。
開会の挨拶
総務省 東海総合通信局 電気通信事業課 課長 加藤 明彦 様
スマートフォンなどのデジタルデバイスの普及が生活スタイルをどのように変えたかをご自身の少年時代と比較された上で「包丁は料理に欠かせない道具であるが人を殺す道具にもなる。自動車も我々の行動範囲を大きく広げてくれるが、ルールを守らなければ事故につながる。スマートフォンも同様で、便利な道具ではあるが使い方を間違えると大変なことになる。ICTをどう利活用し心豊かな生活につなげるかを、他の高校の生徒と議論をすることは貴重な機会となるだろう。高校生らしいユニークな議論と発表をして欲しい」と述べられました。
参加校紹介、ファシリテータ・書記紹介、アイスブレイク
参加校生徒、ファシリテータ・書記がそれぞれ意気込みを語った後、熟議を行う6つのグループに分かれて自己紹介を行いました。
その後「コピー用紙積み上げゲーム」にグループ対抗で挑戦しました。
第一部:熟議①「スマートフォンの便利さと問題点」
与えられた下記の事前課題について、グループで熟議を行いました。
【Q1】スマートフォン等を使用して、便利と思うことは何ですか。
【Q2】スマートフォン等の問題点や危険性は何ですか。
【Q3】【Q2】を解決するために、あなたはどのようなことができると思いますか。
昼食休憩
ミニ講演
岡崎女子大学 子ども教育学部 花田経子 先生
大学でのゼミの様子やご自身の子育ての体験から、「デジタルネイティブはすべてデジタルでものを考えているわけではなく、デジタルとアナログを区別していないだけ」と、世代間で経験しているICTサービスやデバイスにギャップがあることを考慮すべきと語り、また「高校生はサービスを受ける側の責任として自分の命を守る立場だが、将来はサービスを提供する側の責任として他者の命を守る立場になることを今から考えて欲しい」と述べられました。
第二部:熟議②「高校生が考える心豊かな生活 ~ ICT×(家族・学校・地域)~」
熟議①とミニ講演を踏まえ、事前課題の
【Q4】自他の命を大切にし、心豊かな生活を実現するために、あなたはスマートフォン等をどのように利活用できると思いますか。
についてグループ内での意見交換及び討議を行い、「自他の命を大切にし、心豊かな生活を実現するために、スマートフォン等をどのように利活用していくか」について、グループの意見をまとめました。
第三部:グループ発表
各グループともプレゼンテーションソフトを活用して3分程度の発表を行いました。(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)
全体講評:岡崎女子大学 子ども教育学部 花田経子 先生
「午前中は少しおとなしいかなと感じたが、午後から元気が出てきて活発な議論になり、最後はグループ内で意見を出す人、まとめる人など自然に役割分担ができてきた」
「時間が足りなかったと感じたかもしれないが、短い時で濃い議論をするためには、コミュニケーション=『意味の共有』をきちんと行う技術が必要。ここで学んだ技術を別の機会でも生かしていって欲しい」
とまとめていただきました。
その後、参加生徒により、11月3日に開催される東京サミットに行く代表校の選定投票を行い、桑名北高等学校が代表校に選出され、発表されました。
「開催報告書」他
「高校生ICT Conference2017 in 三重_イベント開催報告書」(PDF:659kB)
「高校生ICT Conference2017 in 三重_グループ発表資料」」(PDF:547kB)