全国17ヶ所(札幌、帯広、宮城、石川、長野、新潟、東京、神奈川、静岡、三重、大阪、奈良、山口、高知、福岡、大分、鹿児島)でワークショップ形式の議論を実施し、それぞれ代表者1名を選出。
 福井からの招待参加を含め、合計18名による「サミット」を実施いたしました。

高校生ICT Conference 2017 in サミット 開催概要

日時:

2017年11月3日(金・祝) 13:00-17:00

場所:

東京電機大学千住キャンパス

参加人数:

熟議参加生徒 18人
見学者 98人(教員・教育関係者・その他)
合計:116人

参加校:

北海道札幌東豊高等学校 3年 女子

北海道釧路明輝高等学校 1年 女子

仙台城南高等学校 3年 女子

茨城県立土浦工業高等学校 1年 男子

クラーク記念国際高等学校 3年 男子

新潟第一高等学校 2年 男子

石川県立金沢伏見高等学校 2年 女子

長野県立高遠高等学校 3年 男子

日本大学三島高等学校 2年 男子

三重県立桑名北高等学校 2年 男子

関西学院千里国際高等部 3年 女子

奈良大学附属高等学校 2年 男子

野田学園高等学校 2年 男子

高知県立須崎高等学校 3年 女子

福岡県立博多青松高等学校 2年 女子

大分東明高等学校 2年 女子

鹿児島県立鹿児島水産高等学校 1年 男子

福井県立敦賀工業高等学校 3年 女子(招待参加)

 (順不同)

高校生、教員、企業関係者など116名の参加者を得て、「高校生が考える心豊かな生活 ~ ICT×(家族・学校・地域)~」をテーマに、高校生ICTConference2017各開催地域の代表者と福井からの招待参加を含めて合計18名の高校生が、各開催地の結果を持ち寄り、3つのグループに分かれて活発な議論と発表を行ないました。

【開会の挨拶】

高校生ICT Conference実行委員会 委員長 米田 謙三 先生

1米田先生

 

東京電機大学 学長 安田 浩 様

本日の全体進行役の高校生ICT Conference実行委員会 委員長 米田 謙三 先生より、高校生ICT Conferenceの主旨説明と本日の大まかな流れについてご説明いただきました。また、東京電機大学 学長 安田 浩 様より、ビデオメッセージで開会の挨拶をいただきました。

 2安田学長

 

【ご来賓挨拶】

内閣府 政策統括官付 青少年環境整備担当 参事官 堀 誠司 様

 内閣府の堀様からは、次の時代を担うのが本日参加している高校生であり、高校生自身がICTやネットの問題について議論することは非常に実りのあることであるというお話をいただきました。また、本日の議論では、高校生の皆さんのセンスや考え方、才能を余すことなく発揮して熟議に取り組んでほしいとの激励のお言葉をいただきました。

3堀参事官 

 

総務省 総合通信基盤局 電気通信事業部 消費者行政第一課長 徳光 歩 様

 総務省の徳光様からは、青少年のインターネット利用環境の整備については各府省庁連携して取り組んでいる重要な課題であり、関係府省庁だけでなく、事業者や団体等も含めオールジャパンで取り組んでいるとのお話をいただきました。その中で、熟議を通じて高校生ひとりひとりがネットの問題について考え、取り組んでいくことは非常に大切であること、自宅に帰ってからも家庭や学校等で本日議論した内容について話あっていただき、伝えていってほしいとのお言葉をいただきました。

 4徳光

 

経済産業省 商務情報政策局 情報経済課 係長 大関 尚人 様

経済産業省の大関様からは、本日の熟議では自信をもって議論してほしいということ、また、大人のみんなに教えてあげる位の気持ちでディスカッションに取り組んでいただければとのお言葉をいただきました。

5大関係長

 

【各開催地域代表生徒の自己紹介、地域の取組の紹介(各3分)】

アイスブレイクとして各地域代表生徒が持参したお土産の紹介と、自己紹介も兼ねた各地域の熟議内容の報告や招待参加校の取組の紹介を以下の順番で行いました。
お土産の選定もよく考えられていてそれぞれ個性豊かに特徴が出ており、また、3分間という限られた時間の中で、代表の生徒は各地域での熟議の内容を上手に発表していました。

①鹿児島県立鹿児島水産高等学校 1年 男子
②大分東明高等学校 2年 女子
③福岡県立博多青松高等学校 2年 女子
④高知県立須崎高等学校 3年 女子
⑤野田学園高等学校 2年 男子
⑥奈良大学附属高等学校 2年 男子
⑦関西学院千里国際高等部 3年 女子
⑧三重県立桑名北高等学校 2年 男子
⑨日本大学三島高等学校 2年 男子
⑩長野県立高遠高等学校 3年 男子⑪石川県立金沢伏見高等学校 2年 女子
⑫新潟第一高等学校 2年 男子
⑬クラーク記念国際高等学校 3年 男子
⑭茨城県立土浦工業高等学校 1年 男子
⑮仙台城南高等学校 3年 女子
⑯北海道釧路明輝高等学校 1年 女子
⑰北海道札幌東豊高等学校 3年 女子
⑱福井県立敦賀工業高等学校 3年 女子(招待参加)

地域発表1

地域発表2

地域発表3

地域発表4

 

【グループ熟議・発表資料作成】

進行役の米田先生から本日のファシリテーターの紹介があり、本日の熟議内容の発表までのスケジュール説明がありました。今回のグループ熟議は3つのグループ(家族・学校・地域)に分かれて進められました。それぞれのグループで熟議の進め方やペースは違っていましたが、付箋を利用して模造紙に貼り付け、項目に分類しながら、役割分担もして工夫しながらまとめていきました。それぞれのグループでICT×(家族・学校・地域)について、熱く議論が交わされました。

6家庭7学校8地域

 

 【グループ発表】

 各グループともプレゼンテーションソフトを活用して4分程度の発表を行いました。各グループの発表タイトルと発表概要は以下のとおりです。詳細については別紙「高校生ICT Conference2017サミット発表資料」をご覧ください。

 

グループ1:ICT×家族

 グループ1では、「ICT×家族」をテーマに心豊かな生活について熟議を行いました。寸劇を交え、ICTの「良い面」、「悪い面」、「問題点」、「解決策」について発表があり、「まとめ」として、家族は一番身近な存在であり、思いやることが大切との提言が発表されました。

 9グループ発表

 

グループ2:ICT×学校

 グループ2では、「ICT×学校」をテーマに心豊かな生活について熟議を行いました。心の豊かさは個人個人で違うということ、学校は直接つながる場であるということが発表され、ICT(子供)と趣(大人)を情報交換するイベントについて提案がありました。さらに、日本独自の趣という考え方を日本から世界に情報発信していくといった提言が発表されました。

 10グループ発表2

 

グループ3:ICT×地域

 グループ3では、「ICT×地域」をテーマに心豊かな生活について熟議を行いました。災害時のSNSの利用について寸劇を交えて発表があり、災害時の対応から地域とICTのつながりについて提言が発表されました。

 11グループ発表3

 

【講評】

文部科学省 生涯学習政策局 青少年教育課長 土肥 克己 様

 文部科学省の土肥様より、本日の講評をいただきました。土肥様からは、ご自身の体験談等も踏まえ、家族が基本的な単位であり、家族でコミュニケーションをすることが重要であるということ、職場でもコミュニケーション不足を感じることがあるが、学校においてもリアルにつながる場とICTの活用が必要であるということ、テクノロジーを活用して地域をつなげるといった発表もあったが、そのような未来においてうまく高校生のみなさんがアドバイスをしてほしいといった、貴重なお話をいただきました。

 12土肥課長

 

【代表選考、発表】

 今回の参加生徒の中から、12月に開催予定の最終報告会に参加する代表者3名を選出しました。代表校は以下のとおりです。

・グループ1:三重県立桑名北高等学校 2年 男子

・グループ2:関西学院千里国際高等部 3年 女子

・グループ3:福岡県立博多青松高等学校 2年 女子

 

【閉会の挨拶】

大阪私学教育情報化研究会 会長 井藤 眞由美 様

 最後に大阪私学教育情報化研究会の井藤様から閉会の挨拶をいただきました。井藤様からは高校生の熱い議論と素晴らしい発表に対して感謝と、関係者への労いのお言葉をいただきました。また、高校生の発表から、個人個人の豊さを見つけて選んでいってほしいこと、甲羅を破って進んでいってほしいとの激励のお言葉もいただきました。

 13井藤会長

最後に参加した高校生全員で集合写真を撮影し、進行役の米田先生から今後の説明をいただいて、高校生ICT Conference2017サミットを終了しました。

14集合写真

 

 開催報告書

 pdfファイル「高校生ICT Conference2017サミット_開催報告書」(PDF:623kB)

 pdfファイル「高校生ICT Conference2017サミット_各地域発表資料」(PDF:4.2MB)

pdfファイル「高校生ICT Conference2017サミット_グループ発表資料」(PDF:708kB)