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青少年のスマホ利用のリスクと対策

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予想外の高額利用とならないためには!?

高校1年生のヒカルさんは、毎月のスマートフォンの利用料金について、一定の金額を超えた分は自分のお小遣いから払うというルールを、家族と決めていました。メールをするときもネットをするときも、必要最低限の操作で注意しながら使うようにしていました。でも、ある月に送られてきた請求書を見ると、利用料金が予想よりもかなり高くなってしまいました。「その月だけ特別な使い方はしていないし、あまり通信しないように必要最低限のことしかしていなかったのに・・・」

原因は、ヒカルさんのスマートフォンを購入した際に、あまりよく考えずに料金プランを選定してしまったことにあったようです。

スマートフォンはより便利に使えるよう、何も操作をしていないときに自動で通信を行うことがあります。

その場合でも通信された量に応じた料金がかかるため、通信料が予想以上に高くなることもあるのです。ですから、スマートフォンを使うのなら、パケット定額サービスを利用するのがお勧めです。
(修学旅行などで海外に持ち出して利用する場合には、データローミングをOFFにするか、海外パケット定額サービスの対象事業者に接続するようにしましょう。)

また、有料アプリの購入代金は多くの場合、OS事業者のID(アカウント)とセットで登録されたクレジットカード等での支払い※1となります。1つ1つは数百円という小額ですが、知らず知らずのうちに利用料金が高額となってしまう可能性もあるため、注意が必要です。

有料アプリ購入による高額請求の防止策として、アプリケーションをダウンロードする都度、パスワード入力を必要とする設定が可能です。その場合、パスワードは必ず保護者が管理しましょう。購入の都度記録・確認させて毎月の上限額内で使う、詳細な明細を取り寄せて毎月子どもと一緒にチェックするなど、子どものコントロール能力に適した対策を考えるのもいい方法です。


※1
有料アプリの購入は、クレジットカード以外の支払い方法にすることもできます。携帯電話会社がアプリの安全性の審査を行っているアプリケーションマーケットの利用によって月々の電話料金と合わせて支払う方法や、一部のOS提供会社のプリペイドカードで支払う方法もありますから、保護者のクレジットカードを登録しっぱなしにするのではなく、家族で使い方を話し合いましょう。

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