日時
2015年09月27日 (日) 13:30-17:00
会場

内田洋行・札幌ユビキタス協創広場U-cala
北海道札幌市中央区北1条東4丁目1-1 サッポロファクトリー1条館1階

高校生ICT Conference 2015 in 北海道 第一回 開催概要

日時:

2015年9月27 日(日)13:30-17:00

場所:

札幌ユビキタス協創広場 U-cala(内田洋行)
札幌市中央区北1条東4丁目1-1 サッポロファクトリー1条館1階

参加人数:

熟議参加生徒 21人
見学者 28人(教員・教育関係者・その他)
合計:49人

参加校:

北海道札幌手稲高等学校、北海道旭川工業高等学校、北海道札幌東豊高等学校、北海道静内農業高等学校、北海道札幌旭丘高等学校

高校生、教員、企業関係者など約50名の参加者を得て、「大人のルール&マナー」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。

【リアル熟議】

主旨説明 羽衣学園高校 米田 謙三 先生
ICTカンファレンスの意義や目的など、あわせて本日の進行について説明しました。

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開会の挨拶
内閣府 政策統括官(共生社会政策担当)付 参事官補佐 清水 泰貴 様
 高校生ICT Conference2015の意義及び内閣府の役割についてもあわせて紹介いただきました。

02 内閣府清水さん.jpg

第一部  事業者による講演

企業さんがあらかじめ自分達でテーマを決めて、短い時間で以降の熟議につながる内容をそれぞれ講演してくださいました。

『ネットは匿名か?』
株式会社ディー・エヌ・エー カスタマーサービス部 西 雅彦 様
インターネットの匿名性について、講演してくださいました。過去にインターネットで炎上したトラブル事例、特に犯罪、違法行為とされる写真や書き込みのアップロードはすぐに個人情報が特定されてしまうこと。その情報はいつまでもインターネット上に残り大人になってもリスクがあることに関して講演してくださいました。

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『アカウント情報を改めて考える』
株式会社サイバーエージェント メディアサポート室 中村 広毅 様
アカウントの用語説明から始まり、企業、サービスがアカウントを用いて何を管理しているのか、アカウントへの不正アクセスの事例、パスワード管理、アカウント情報を教えてしまうリスクに関して講演してくださいました。

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参加生徒は各講演内容のメモをとりながら次の熟議に備えていました。講演内容は現在の問題点、今後の課題、これからの活用方法、企業の立場からの提案など生徒、引率の先生や参観した大人にも大変有意義なものでした。


参加校 学校紹介 および グループ分け
 参加生徒全員が、前に出て学校ごとに簡単な自己紹介と熟議参加にあたっての意気込みを語ってもらいました。その後グループ分けして4つのグループに分かれました。

第二部:熟議「大人のルール&マナー」

グループに分かれ全国消費生活相談員協会の相談員や一般社団法人LOCALの協力関係団体・企業の方がファシリテーターとなり、熟議を開始しました。高校生たちはルールとマナーについて、自分たちが考えていることをそれぞれ発表し、活発に意見を出し合いました。公共の場でのルールとマナーの違いや大人の使い方について、分析したグループもありました。そこからいよいよ今回のテーマの「大人のルール&マナー」ということで、付箋紙を使いながらまとめていきました。付箋紙を模造紙に貼り付けていく中で、さらに意見を整理分類して、各グループがまとめて行きました。細かなテーマにしぼった班や少し大きなテーマで取り組んだ班などいろいろとありました。
また北海道情報大学の学生さんにサポーターで入っていただき、生徒さんの年齢に近い立場から助言をいただきました。さらに、参加している協力関係団体・企業の方からも的確な助言をいただきました。
各グループとも発表内容についてしっかり話し合い、滞りなくまとめることができました。

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第三部:グループ発表

・グループ発表(各グループ3分程度)
 今回の発表のポイントは 前半の企業さんの講演内容を、高校生が上手に活用していたことです。スマホ利用のメリット・デメリットをうまく読み取り、発表につなげていました。
さらに「読むことが少ない利用規約をどのように考えるのか」「SNSで発信する言葉に対して思いやりを持つこと」「コミュニケーションの大切さ」に関してうまくまとめていました。

(グループ発表概要)
第1班

・スマホの危険をテーマに話し合った。
・自転車に乗りながら、車を運転しながらの、ながらスマホはたいへん危険。TPOを考えて使うことが必要。
・その理由は、周囲に注意が向かなくなる。スマホに夢中になって、店で子どもをほったらかしにしている親をよく見かける。札幌駅のポケモンセンターで、親は入り口でスマホ、子どもは商品に噛みついているのを実際に見た。
・マナー、ルール以前に、子どもが一緒の時は、必要な時以外スマホを使わない。親が子どもの面倒を見るのは当たり前。
・解決策は、そうならないよう自分たちが強く意識していくこと。

第2班

・今、ネットで一番問題になっている「ルール無視」を話し合った。
・なぜバカッターは消えないのか。注目されたい、子どものような思考でやっているという話になった。こういう人たちは警察沙汰になっても、何も知らなかったと言い訳をする。無知という逃げ道をふさぐことが大事。
・本当に無知な人もいるが、講習するとか、ネットの人たちが協力してルールを守るよう教えると良い。
・法律で憲法が1番上のように、ルールにも順位がある。すべてに適用できる最低限のルールを法律にして、全員がマナーを守るようにできたら良い。ルールを明確にすることによって、無知な人にもルール違反するような人にもわかるようにする。いろいろな国の人がいて、すべての人に適用するのは難しいかもしれないが、日本人が多くのひとに広めていけば健全なネット社会を作れるのではないか。

第3班

・情報の信頼性・影響力、移動中のながらスマホ、利用規約について話し合った。
・18歳、高3で選挙権を持つことになった。高校生も政治や様々な事件に関心を持たなければならない。
・若者によるSNSを使った政治活動が活発になっているが、ネットだけの情報収集では情報が偏る。Twitterは文字制限があり情報が限られる。新聞やテレビを見て自分たちの将来を決めることが必要。信頼できる情報か確かめることも重要。
・公共交通機関では携帯の電源を切るよう放送があっても、電話に出る人をよく見かける。地下鉄でみんな同じ体勢でスマホをいじている姿も気になる。車の運転者が赤信号でスマホを取り出し、青になっても発進が遅れることもある。
・危険を伴う移動中のながらスマホは止める。公共のルールを守って使えるようになと良い。
・アカウントを作る際、ちゃんと利用規約を読んだことがある人は挙手を。半数が読まないことがわかった。とにかく文章が長い、言葉が難しいことが問題。短くまとめてくれると自分たちも読める。

第4班

・大人が勝手に作った規制について話し合った。
・テレビの不完全な話、大げさな表現を鵜呑みにすることについて考えた。
・子供たちは好奇心を持っており、パソコン、ゲームをやりたくなってしまう。
・強くなりたくてゲームで課金する。それを親が規制する。子どもは抜け道を考える。親はさらに規制する。やりたい気持ちが強くなって、依存症になる。
・解決策は、ルールの中でどれだけ楽しんで遊ぶかということ。時間を決める。ネットする前にやらなければいけないことを済ませる。規制できる強い心を自分自身が持つ。
・家族と協力して、違うことに興味を持つようにすれば決めたルールの中でやっていけるのでは。ルールやマナーを家族で話し合えば、もう少し良くなるのではないかと考えた。
・ルールを押しつけるのではなく、みんなで考え納得したものを自分たちが守るようにすると良い。

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講評  北海道情報大学 高井 那実 様

 はじめに、「本日参加した高校生の皆さんは最初は緊張したと思うが、発表の時は笑顔も見られ充実していたと思う。実体験に基づいて問題点がよくまとまっていてわかりやすかった。」という点について話されました。
次に各グループの発表について、それぞれ講評がありました。「情報と信頼性というメディアリテラシーの問題、ルール作りへの参加、インターネット利用に関して知識のない人に対する啓蒙に気づいてくれたことは頼もしい。自分たちでルールを意識していくことは難しいが、本日の熟議を2回目で、さらに掘り下げていってもらいたい。」とコメントがありました。

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 最後に、羽衣学園高校 米田 謙三先生より、第二回の参加呼びかけをいただきました。

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「開催報告書」他

pdfファイル高校生ICT Conference2015_開催報告書(北海道_第1回)(PDF:637kB)

pdfファイル高校生ICT Conference2015_アンケート集計(北海道_第1回)(PDF:594kB)