高校生ICT Conference 2017 in 大阪 開催概要
日時: | 2017年09月24日 (日) 10:00-17:00 |
場所: | 大阪ユビキタス協創広場 CANVAS(内田洋行大阪支店) |
参加人数: | 熟議参加生徒 48人 |
参加校: | 大阪市立東高等学校 兵庫県立千種高校学校 金蘭会高等学校 羽衣学園高等学校 大阪府立今宮高等学校 大阪府立旭高等学校 神戸学院大学附属高等学校 東海大学付属仰星高等学校 関西学院千里国際高等部 神戸大学附属中等教育学校 (順不同) |
高校生、教員、企業関係者など93名の参加者を得て、「高校生が考える心豊かな生活 ~ ICT×(家族・学校・地域)~」をテーマに高校生がグループに分かれて活発な議論と発表を行いました。
開会の挨拶
総務省 近畿総合通信局 情報通信部 電気通信事業課 課長 吉田 丈夫 様
総務省や近畿総合通信局での、ICTに関しての取組みや、高校生ICT Conferenceの関係などについて、お話をいただきました。
第一部 事業者による講演
① デジタルアーツ株式会社 経営企画部 経営企画課政策担当課長 チーフエバンジェリスト 工藤 陽介 様
ネットのトラブル事例について、参加生徒に考えて頂きながら話しをして頂き、その後、今回のテーマである「「高校生が考える心豊かな生活 ~ ICT×(家族・学校・地域)~」を議論するうえでのコツを、3つのポイント、
1.「企業や大人への要求ではなく、高校生を主語にして議論してほしい」
2.「高校生の強みを活かして欲しい」
3.「漠然と考えるのではなく、学校・地域・家庭に分解すると考えやすい」
を説明頂きました。
今回のテーマに対して議論する上で大変参考になったと思います。
② 一般社団法人・情報教育研究所 代表理事 永坂 武城 様
高校生が議論を交わすにあたり心得ておいて欲しい『価値観の多様性』を受け止めてもらえるようワークを通して伝えていただきました。
価値観の違いが現れやすいテーマを問い掛け、その違いを視覚的に感じ取れる手法です。
好意的に行ったことが、価値観の違う人には不快に受け止めてしまうケースがあるなど体感した高校生は、いくつかの気づきを得ていたようです。
ワークの後、相手の考え方を『認めること』『尊重すること』『歩み寄ること』が大切だとし『違うことが面白い』と思えたら良いですねと、締めくくった。
ファシリテーター・参加校紹介 および グループ分け
参加学校ごとに、簡単に学校紹介と自己紹介をしていただきました。
その後ファシリテーターを務める大学生から本日の目標と担当グループの発表が行われました。
アイスブレイク、熟議注意点説明
大阪府立東百舌鳥高等学校 勝田先生
名前リレーで自己紹介しながら緊張をほぐした後、午後の熟議に向け説明いただきました。
第二部:熟議「高校生が考える心豊かな生活 ~ ICT×(家族・学校・地域)~」
グループに分かれ大学生がファシリテーターとなって、高校生熟議を開始しました。心豊かな生活について、メモや付箋紙を活用しながら模造紙に貼り付けて意見を整理、分類しまとめて行きました。テーマにしぼった班や3つのテーマに取り組んだ班などいろいろとありました。
熟議の中で分からない事は、企業の方もサポータとして入っていただき、すばやく答えてくださいました。
ファシリテーターは今回も、大学生など「ICTカンファレンス」の先輩でることから、議論しやすい環境が構築され、また事前に打合せを行い、フォームやまとめ方を打ち合わせなどを行い、滞りなくまとめることができました。
(詳細は別紙「熟議録」をご参照ください)
第三部:グループ発表
各グループともプレゼンテーションソフトを活用して3分程度の発表を行いました。
(詳細は別紙「グループ発表資料」をご参照ください)
講評: 高校生ICT Conference 実行委員会 委員長 米田 謙三
全体講評をいただきました。
各グループの発表を振り返り、1つ1つポイント・キーワードをあげて丁寧にコメントをいただきました。その後、各校の引率の先生と生徒代表が集まり、11月3日に開催される東京サミットに行く代表校の選定投票を行い、仙台城南高等学校が代表校に選出され、発表されました。
引率の先生と各校の生徒代表、ファシリテーターが集まり、11 月3 日に開催されるサミットの代表選考を行い、関西学院千里国際高等部が代表校に選出され、発表されました。
「開催報告書」他